日本ツアーの千穐楽。 この日のレミコンは、普通の、ありふれた、何も特別なところのない人としてのバルジャンだったと思う。人並みにずるくて、人並みに優しい。そういうありふれた人が、自分の行動を律して生きて、辿りついたエピローグだったから、ああ人…
映画『国宝』のヒットを受け、世は歌舞伎ブームらしいですね?映画自体は東宝の製作だけど、原作の執筆時から歌舞伎俳優の中村鴈治郎さんがサポートしていたり、映画のエンドロールには松竹の関連会社がずらっと並んでいたり…歌舞伎界のサポートがあったらし…
タイトルそのままの記事です。2016年にシアタークリエで産声を上げた日本版JBは2018年のコンサート版(オーブ)再演(クリエ・全国ツアー)、2020年のコンサート版(帝劇)、2022年の日生劇場・全国ツアーでの再再演を経て2025年に再びクリエに戻ってきまし…
遅くなったけどレミコン東京楽の感想! ※途中、2025年8月に中央公論新社から刊行された『「レ・ミゼラブル」百六景 新増補版』の増補部分に触れています。このブログで触れる箇所以外でも、レ・ミゼラブルの神話性なども論じられていて大変面白いので、この…
レミゼ関連のこういったワールドツアー、韓国までは来るのに?!ということが多かったので(私がちゃんとレミゼ追い始めた2015年以降の話ではありますが)、今回はまず来てくれてありがとう…色々とコンサートならではの演出があって面白かった!ステージ中央…
何から書こうかな、という感じではあるんだけど…この日、2013年から始まったこの「新演出版」、「旧演出」と比較対象される存在としての「新演出版」は終わったのだと思う。今期の日本のレミゼのテーマは「Another Day, Another Destiny」だったけれど、一つ…
シュガバル 冒頭。増原司教の「疑い晴れたら」あたりですでに表情に後悔が見えて、「さて我が兄弟」でびっくりして一度燭台を地面に置いていた。『独白』。この日の独白は本当に良かった。今期私が観てきた中で一番良かったと思う。今期、2021年公演では出せ…
この日が今期大楽のキャストを中心に! ルミーナエポ 今期始めは怒りの強いエポだったけれど、終わり頃には諦めが強くなっていった気がする。OMO、やはりとても寒そうに見えて…照明の感じとか雨が降ってる演出だと思うんだけど、冷たい霧雨で髪や服の表面に…
私は今期シュガりりの組み合わせが本当に好きで、なんていうか、観終わったあとに家族だとか自分の大切な人をきちんと大切にしたくなる組み合わせなんだよな、と思った シュガバル 冒頭。 「今こそ自由だ」って息を吸ってて、自由の空気吸ってる…と思った。 …
マチソワ間にお友達に会って話してほとんどメモを残していないのだった… 丹宗工場長 工場で丹宗工場長が手をバルジャンに向かって上げてて…たぶん私はこの動き初めて見たんだけど、丹宗さん凄いなと思ってた。あそこは階下でファクトリーガールとファンティ…
飯田バル 冒頭。鎌田司教の「何よりのものを差し上げたのに」のあと、すでに後悔して燭台を置き、右手で口元を覆って俯いてた。「あなたの魂 私が買った」のあとで、飯田バルは燭台の入った鞄を持ち上げて力なく「おい」と司教に向かって呼びかけていた。そ…
シュガバル 冒頭。 鎌田司教に肩を叩かれ、振り返って司教服が目に入って腕を降ろしてた。聖職者、というものへの信頼。 「さて我が兄弟」のときに、兄弟?!とびっくりして慌てて燭台を地面に置いていた。 裁き。 「誰だ その男を奴隷に」から自分への確認…
飯田バル 冒頭。 鎌田司教に肩を叩かれ、振り返って殴ろうとした拳。司教に敵意がないとわかってから降ろしてた。 「疑い晴れたらお戻りなさい、神の御心がありますように」の終わりのときはすでに後悔していて、燭台を床に置いていた。 高崎に来て改めて、…
シュガバル 冒頭。「今こそ自由だ」で息を吸ってて、普通にブレス音をマイクが拾っちゃっただけかもしれないけど、牢獄の外の世界を味わってるって感じで好きだった。肩を叩かれて振り返りざまに拳をあげて、叩いた相手が司教とわかると拳を降ろす。この一連…
飯田バル カートクラッシュ。「触れば崩れるぞ死んでしまう」のあと、荷車のそばで飯田バルはジャベと目があって躊躇してた。でも中村フォーシュルバンが少し起き上がって荷車の縄に手をかけたのを見て、はっとして荷車を持ち上げにいってた。裁き。この日は…
シュガバル 青山宿屋の女房「悪いね部屋はいっぱい 気の毒だけどどうにもならない」とバルジャン「前払いします」の間のとき、宿屋の女房の向こう側を覗き込むようにしてた。鎌田司教「さて我が兄弟」のあとくらいかな、燭台を床に置いてぱっと顔を反らして…
飯田バル 冒頭。飯田バルの冒頭は幼い、という印象があるんだけど、この幼さは素直さから来るのだろうなと思った。決して芯からの悪人というわけではない、ただ環境に素直で、易きに流れてしまう。青山宿屋の女房の「気の毒だけどどうにもならない」を受けて…
これは私が全部悪い話なんだけど、この日はなんだかちゃんと目の前のものに集中できなくて…私が前に松本に来たのって2021年のレミ大楽だったんだけど、キャストが欠けたままの大楽だった。私、福井さんのバルジャンが本当に大好きだった。福井バルジャンって…
飯田バル 前日ソワレにシュガバルからのこの日マチネで飯田バルだから、どうしてもそこの比較になってしまうんだけど、飯田バルって人が好きなバルジャンだな、と思った。司教の「さて我が兄弟」のときには、もう司教が銀の食器と燭台ごと自分に与えようとし…
シュガバル 「俺もやつに感謝をした」のあとで司教が行った下手側を覗き込んでいて、私はこの動き初めて見たかも。 増原司教の「何よりのものを差し上げたのに」に対して、理解できない顔をしていて、「さて我が兄弟」のときにはふてくされたように燭台を床…
今期のレミ、いかに初心に返って観れるか?が一つ個人的な目標だったりするんですけど、この日のエピローグを観ながら改めて「昨日より今日が、今日より明日が、より善い自分であるように生きよう」と思って、レミゼを好きになった自分を再発見するような心…
飯田バル 独白。「自由をくれたのだ」あたりで司教の去った下手を指差してたのが印象的だった…「(あの人が)自由をくれたのだ」だよね。司教を通じて神に触れるというよりも、司教個人の恩情がかなり強い形だ。この日、昆ファンテの「本当よ、子供がいるの…
シュガバル イエローチケットを突き出して、鎌田司教がそれを手でさえぎると不貞腐れたようにしまってた。なんか前よりも殻が厚くなった?「俺を信じたな」あたりで声上げて笑ってた気がする。「さてわが兄弟」で燭台を音を立てて床に置く。気まずいのか、ど…
小野田ジャベ 自殺のとき笑うの今年観てなかったな〜とこの回で思い出した。(あとから帝劇の記事読んだら見てた…忘れっぽすぎる)本編じゃないけど、小野田くんが最初のカテコ以外ずっと下手側の最後列にピュッと走ってくの好き。むかし岡様がレミのカテコ…
飯田バル 飯田バルは意志のバルジャンだな…とこの日思った。ふとした瞬間に福井さんと声似てるな〜って思うけど、全然違う。飯田バルには幼さがある。生まれ変わった心地で生きている。意志によって「正しい人になりなさい」と司教に言われた場所を目指す感…
1か月以上ぶりのレミ、まるで今期初めてかのような新鮮な気持ちで観た…。 シュガバル 鎌田司教の「さて我が兄弟」のあと、燭台を床になげやりに置いていた。咄嗟に、のようでもあり、これを返せっていうんだろ、とでも言うようでもあった。本人はその思考を…
今期で一番泣いたし、一番好きだった回。 砦で泣き、バルジャンの最期で泣き、カーテンコールのシュガーさんの挨拶で泣いて、私もう今の帝劇の客席で「みんなで歌おう民衆の歌」やることないんだって思って歌いながら泣いた。(※「みんなで歌おう民衆の歌」…
飯田バルジャン バルジャンって『独白』で「ジャン・バルジャンは死んで生まれ変わるのだ」って言うけど、この日の飯田バルは、生まれ変わった心地で生きるのであって、ずっと本質的には何も変わらないんじゃないかなって思ってた。善き人になる可能性は、牢…
ここらで一つ懐古しとくか…と思ったので、私が日本で観てきたアンジョルラスのまとめです。なお新演出2013年の杉山アンジョを観れていません(観たかった…)。 東宝二大「誰がどう演じてもなんか言われる」役がエリザのルドルフとレミゼのアンジョと言われて…
全体 そういえば今期、スターズが始まる前に舞台上の一番客席に近い場所を妊婦さん(たぶん病気の娼婦枠?)が通るんだな…と思ってて。同じCMLのミス・サイゴン(2016年かな?)のバンコクのシーンで、同じように客席に近い場所をシュルツ大尉とドリームラン…